大根の収穫時期の見極め方
大根は収穫時期を間違えると、
「抜けない」「途中で折れる」というトラブルが増えます。
収穫の目安は以下の3つです。
- 地面から肩(白い部分)が3〜5cm出ている
- 葉がしっかり立ち、色が濃い
- 種まきから約60〜70日(品種による)
とくに “肩が見えているかどうか” は非常に重要。
肩が見えていればサイズが安定し、抜きやすくなります。
大根が折れる原因は?よくある3つの理由
大根が途中で折れるのには明確な理由があります。
① 土が固い
水はけの悪い粘土質土だと根が深く張りすぎて抜けにくくなります。
② 根が分岐している(または股根)
曲がっていたり二股になっている大根は抵抗が大きく折れやすいです。
③ 単純にまだ若い(収穫が早すぎ)
肩が土に埋まっている状態で引っ張ると折れやすいので注意。
折らずに大根を抜くための正しい手順
以下の手順で抜くと、折れる可能性が大幅に減ります。
① まず葉をしっかりつかむ
葉を根元で“束ねるようにつかむ”のがコツ。
葉先ではなく、根に近い部分を握ります。
② 軽く前後に揺らす
いきなり上方向に力をかけると折れます。
まずは前後左右に小さくゆらして、根の周りの土をほぐすイメージ。
③ 真上にゆっくり引き抜く
揺らしてからまっすぐ上へ。
力任せに引かないことがポイント。
④ 固い場合はスコップで土を割る
どうしても抜けない時は、
大根から少し離れた位置にスコップを入れて、てこのように土を割ると簡単。
※ 大根のすぐ横にスコップを刺すと根を傷つけるので注意。
⑤動画で正しいフォームをチェック
収穫直後の大根の扱い方(鮮度を落とさないコツ)
収穫したての大根は水分が多く、とても傷みやすいです。
① すぐに葉を切り落とす
葉が水分を吸い続けるため、つけたままだと大根本体がしなしなになります。
② 泥は軽く払うだけでOK
濡れた布でゴシゴシこすると逆に傷むので、軽く泥を落とすだけで十分。
大根を長持ちさせる保存方法
冷蔵庫で保存する場合
- 葉を切り落とす
- キッチンペーパーで包む
- ポリ袋に入れ、野菜室へ
これで1週間〜10日ほど持ちます。
土に埋めて保存する方法(冬場)
家庭菜園ではこちらも人気。
- 湿った砂や土に埋めて保存
- 冬の屋外なら2〜4週間は鮮度を保てる
大根は乾燥に弱い野菜なので、水分が逃げない環境を作るのが大事。
よくある質問(Q&A)
Q1. 大根の葉は捨てる?
捨てなくてOK。
味噌汁、漬物、炒め物など使い道が豊富。
Q2. 折れた大根はどう使う?
味は変わらないので
・煮物
・みそ汁
・おでん
で問題なく使えます。
Q3. 大根の収穫が遅いとどうなる?
スが入る(中心がスカスカになる)ので早めに収穫がおすすめ。
まとめ:大根収穫は“肩の確認”と“揺らし”で決まる
大根収穫のコツをもう一度まとめると、
- 肩が見えていれば収穫時期
- 前後に揺らしてから真上に引く
- 固い土の場合はスコップで補助
- 収穫後はすぐ葉を切り落とす
この4つを押さえるだけで、大根は折れずにスッと抜けます。
あなたの畑でもぜひ試してみてください!
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